どうも、こんにちは。「CRAF TCOLA WAVE」 編集長の鯉淵正行です。普段はクラフトコーラ行商・マイスターとして活動しています。この度、クラフトコーラというジャンルを文化として残していくために、「CRAFT COLA WAVE」を創設しました。 ■「CRAFT COLA WAVE」を立ち上げたワケジャンルが発祥した2018年当時に「伊良コーラ」や「ともコーラ」に出逢い、受けた大きな衝撃や感じた魅力を。クラフトやコーラの語源や意義を体現する、美味しさや面白さ、佇まいを持つ素敵な存在たちを。ディグるのが楽しくなるほど種類が豊かになってきたこのジャンルを。絶やすことなく、受け継いでいきたいから。そして、僕と同じように、クラフトコーラの魅力や可能性に気づき、センスと想いを持て余すことなくつぎこみ誠意を持ってモノづくりする銘柄さんや、自らの商いの場で仕入れ届けるお店さん、好きなように楽しむ飲み手の人たちと、この先もずっと、楽しさや面白さを共有し続けたいから。まだクラフトコーラを体感しきってない方々とも、その喜びを分かち合いたいから。ただただ、それだけのために、動きました。幸運なことに、自分は黎明期の2018年に、このジャンルに出逢いました。2019年からは周りの人に直接振る舞ったり、発信やメディア出演を重ね、今では全国に渡たって活動の裾野を広げています。2020年には、あらゆる文献でコーラやクラフトの起源を参照し、クラフトコーラの定義を言語化して、様々な切り口で発信を重ねています。だからこそ、伝えずにはいられない、クラフトコーラの魅力や価値、想いがあります。そして、僕の人生が幸せだったかの指標はきっと、「人生を終える日を迎えるまでに、どれだけクラフトコーラで人と乾杯できたか」なんだろうな、と思っています。なので、「クラフトコーラを残していく」。それがきっと誰かのハッピーに繋がると信じて、編んでいきたいと思います。■クラフトコーラの現状と課題感さて、2022年11月現在、クラフトコーラは、その名を冠した商品の登場が数百種類をゆうに数え、マスメディアでの露出や小売店でのフェアが相次ぎ、「ブーム」として捉えられ、持て囃されています。一見、好調なようにも映りますし、市場が拡大していることは事実でしょう。一方で、それが文化に繋がっていくかというと、果たしてどうか。リスペクトすべきジャンルの成り立ちやルーツ、本質的に持ちうる価値や魅力の醸成を大切にせず、扇動的でなんでもアリな発信やモノづくりによってカオスな様相を呈していることも、また事実としてあります。すでに歴史とブレない価値を持つジャンル(ビール、ジン、日本酒、コーヒー、お茶等)ではなく、まだ発祥して4年しか経っておらず、本質的な価値や魅力が形成されきっていない、いわば、「道(どう)」のようなものが育ちきってない段階のクラフトコーラ。そんなタイミングでカオスな発信・営みや大衆化が先行しまっている現状には、「クラフトコーラって、もっと魅力的で好奇心がそそられるものなのに!」と率直に歯痒く感じるし、それをどれだけ醸成できるかが、文化として根付くかどうかの分岐点になると考えています。何より、クラフトコーラの魅力や可能性に気づき、リスクを背負い誠意を込めて商品を生み育て届けたり、自らの商いの場で仕入れ販売したり、安くないお金を投じて購入し、日々楽しんでいる方々をたくさん知っているからこそ。クラフトコーラが本来的に持つ魅力や価値をしっかり形成し、文化として根付いてほしいと強く感じます。■各方面からの応援・賛同コメントCRAFT COLA WAVE創設にあたり、クラフトコーラの発祥を支えたり、新しい可能性を体現している方、コーラという飲料に造詣が深い方等、あらゆる方面の皆様よりメッセージをいただきましたので、ご紹介します。【つくる人 より】● コーラ小林 さん(伊良コーラ)「伊良コーラ並びにクラフトコーラという存在が誕生してから4年と少しが経ちました。 伊良コーラはその後、日本全国に生まれたメーカーの仲間と一緒に市場を作り上げてきましたが、一方で“クラフトコーラ”という言葉が一人歩きしてしまうことに不安も覚えていました。 今回、鯉淵さんにお声がけいただき、一緒に文化としてのクラフトコーラを作っていきたいと思い、賛同させていただいた次第です。」● 古谷知華 さん(ともコーラ)「ともコーラは、伊良コーラと同時代的にクラフトコーラという言葉がまだ世の中になかった時から、愛を持ってブランドと商品を育ててきました。なのでこのようにクラフトコーラ専門メディアが出来たことは非常に嬉しいです。クラフトコーラ界のおもしろさがCRAFT COLA WAVEによって加速していくことを願うばかりです。鯉淵編集長には業界のインタープリーターとして期待しています!」●甲原和憲・甲原直子 さん(TOBA TOBA COLA)「今のクラフトコーラ界に、必要不可欠なエバンジェリズムが形となったCRAFT COLA WAVE。小さな島からクラフト性を高め合える心地よさがここにあります。このメディアの出現によって、どこまでも自由なクラフトコーラの”道”が広がっていくことでしょう。うきうき(トバトバ)で、胸がいっぱいです!」● 片桐雅貴 さん(ミールファーム・常務)「ともコーラをはじめ、これまで様々なクラフトコーラの作り手さんたちと伴走し、商品の“製造”を担ってきました。私たちを選んでくれたからには、その想いを可能なかぎり叶えたいという気持ちで向き合ってきました。なので、直接プロデュースしたわけではないけど、素敵なクラフトコーラを生みだす過程の一端を担った感覚も誇りもあります。だからこそ、クラフトコーラというカルチャーが、ずっと続いてほしい思いが強いです。CRAFT COLA WAVEは、クラフトコーラに関わるいろんな人たちを発信しようとしていて、私たちとしてはそれがとても嬉しいんです。盛り上がってほしいし、いろんな人に見てほしいです!」【うる人 より】● 平松佑介 さん(小杉湯・三代目)「町の銭湯である小杉湯は、コロナ前はもちろん、コロナ後はより一層“ケの日のハレ”を大切にしてきました。今や当たり前のように小杉湯の棚に並んでいるクラフトコーラも、おなじく“ケの日のハレ”を感じたことでコロナ後に取り扱うようになったんです。なので、ともに歩んできた感覚があって。銭湯もどんどん大きいカルチャーにしていきたいし、クラフトコーラもそうなってほしい。でも、きっと、これは銭湯だけでも、クラフトコーラだけでも成しえないからこそ、一緒になって新しいカルチャーを作っていきましょう。とても期待しています!」●日暮学 さん(日本百貨店・統括バイヤー)「ものすごいスピードでカルチャーとして定着しつつあるクラフトコーラですが、まだまだ知らない人は多いはず。僕自身がそうだったように、クラフトコーラを知ったときのワクワク感や初めて飲んだときの感動は、きっと特別な体験になると思うのでどんどん発信していってほしいです!応援しています!!」【つたえる人 より】● 中本晋輔 さん(コーラ白書プロジェクト代表)「様々な素材による新しい味の探究」は黎明期のコーラ飲料のアイデンティティであり、長い工業化の歴史の中で失われていました。今、優れたクラフトコーラの作り手の方々により、それは100年を経て日本で復活しようとしています。このCRAFT COLA WAVEが係わる人たちを繋ぎ、クラフトコーラ文化がさらに大きく発展することを期待します。」クラフトコーラというジャンルが、この先も、豊かで、多様なままでありますように。この波が、長く、健やかに続きますように。ぜひ、波長が合うタイミングで、みてみてください。